【徹底レビュー】良コスパ！工匠藤井ノートパソコンスタンドの使用感を徹底レビュー

リモートワークが世間に浸透し始めた昨今、ノートPCをデスクトップPCのように机に置きっ放しで使っているという方は多いのではないでしょうか。

ノートPCを机に置くと、画面の位置が低いので視線がうつむきがちになり、首や背中・肩への負担が大きくなってしまいます。

そんな時、姿勢を良くするためのアイテムとして、ノートパソコンスタンドを使用するのが手っ取り早くてオススメです。

今回、アマゾンで評価の高いパソコンスタンド「工匠藤井　パソコンスタンド」を購入したので、実際の使用感も踏まえたレビューをしていきたいと思います。

工匠藤井　パソコンスタンドクイックレビュー

購入時の価格は3,400円と2000～3000円台のボリュームゾーンに位置する製品。

重量は1,279gとなかなかに重く、持ち運びには向いていませんが、その重量のおかげで大型のノートパソコンでも安定して支えられるため、どっしりと腰を据えてパソコン作業をする方におすすめできる商品です。

折りたたむとかなりコンパクトになるので、重量を気にしなければ大きなバッグ等で持ち運ぶことも可能です。

アルミ合金製ということで堅牢な作りになっていますが、角度調整はかなり力を加えないといけないところは改善してほしいポイントです。

外観と寸法

まずは、外観を見ていきましょう。

工匠藤井　パソコンスタンドはシルバー、モスグリーン、銅色の3色のカラーバリエーションがあり、今回私が購入したのはモスグリーンです。

モスグリーンのパソコンスタンド です。となりのスマホスタンドは購入時に付属してきたもの。

材質はアルミ合金ということで、金属特有の光沢と質感が感じられ、価格の割にチープさは全く感じられません。

表面塗装はマットな質感となっているので、本来嫌味になりそうな金属光沢も抑えられています。

天面の外観

天面（ノートパソコンと接する部分）

天面には通気用の切り欠きが設けられており、ノートパソコンの冷却目的で使用出来ます。

四隅はシリコンで保護されている

ノートパソコンのストッパーにもシリコン保護シートが貼られている

ノートパソコンを支える天面は、4隅とストッパー部分にシリコン素材の保護剤が設置されており、ノートパソコンが傷つかないようになっています。

また、放熱用の切り欠きですが、この部分には取り外し可能なゴムパッドを取り付けられます。

ゴムパッドの厚みは2.5mm程で、放熱目的としては必要十分といったところでしょうか。

確実に放熱性能が向上するので、特別な事情が無ければとりあえず付けておくことをおすすめします。

支柱の外観

支柱の写真。中央の切り欠きがオシャレですね。

底部と天面はアルミ合金の支柱で支えられています。

ゴムパッドで部品同士の接触を防いでいる

底部と天面が接する部分にはゴムパッドが取り付けられており、部品同士の接触によって傷がつかないようになっています。

このような目立たないところの細かな配慮は、ユーザーとしてとても好感が持てます。製品設計が丁寧になされていることが伺えますね。

底面の外観

底部を真上から撮影した写真。

底面は店面に比べ少しだけ小さい寸法となっています。

底部の四隅も天面同様に保護シートが貼られている。

四隅に備わったゴムパッドが机保護と滑り止めの役目を果たしています。

付属のスマホスタンド

工匠藤井パソコンスタンドには、スマホスタンドが無料で付属します。

付属のスマホスタンド

付属のスマホスタンドもパソコンスタンドと同じアルミ合金製で、重量があるため、安定感があります。

パソコンスタンドのカラーと同じカラーのものが同梱されるようです。

載せた物と接する面には保護シートが貼られている

実際にスマートフォンを載せた写真がこちら。

スマホを載せてみる

写真のスマホはiPhone Xです。

スマホとしては大型に分類されますが、非常に安定して載せることが出来ます。

ただ、よくあるスマホスタンドの機能である角度調節機能はありません。

でも、スマホスタンドの角度調整は普段あまりしないので、角度調整機能は実は不要ではないでしょうか。（自分だけ？・・・）

機能を省いた分、剛性はかなりのもので、モバイルモニターでさえこのスタンドで支えることが出来ます。

写真のモニタは14インチです。

写真に写っているモニタはクラウドファンディングサイト「Makuake」でサポートしてゲットしたモバイルモニタです。

モニタ本体の重量は650gとスマホの3倍強の重量がありますが、安定して支えられています。

重量について

アルミ合金製ということで、モバイル性能は低めです。

重量の実測値はこちら。

パソコンスタンド単体の重量

重量1.2kgオーバーは持ち運びに向いているとは言えません。

参考としてここに付属のスマホスタンドも載せてみます。

パソコンスタンド+付属のスマホスタンドの重量

パソコンスタンドと付属のスマホスタンドの合計重量は約1.4kgです。

この重量を持ち運びしようと思われる方はあまりいないでしょう。

ただし、この重量はモバイル性を犠牲にパソコンスタンドとしての安定性を取った結果であり、必ずしも悪いということではありません。

商品コンセプトに合わせた用途で使用すれば、重量が重いということはメリットになります。

機能性

続いて、工匠藤井　パソコンスタンドの機能性について、実際に使用してみた感想を含めてレビューしていきたいと思います。

ノートパソコンを載せてみる

実際にノートパソコンをスタンドに載せてみて使用感を確かめてみます。

15インチのノートパソコンを載せてみた写真

写真のノートパソコンにはグラフィックボードが搭載されているので、重量1.5kgとノートパソコンとしてはかなり重たい部類に入ります。

しかし、スタンドがぐらつくことは無く、重量級のノートパソコンを非常に安定して支えています。

支柱を指でゆらしてみても安定しており、スタンドに載せたままノートパソコンのキーボードをタイピングしてみても、支柱の角度はそのままキープされています。

ただし、スタンドに載せたノートパソコンのキーボードをタイピングすると、その振動によって少し画面が揺れます。

その点を気にされる方は、別途外付けのキーボードを使用されることをおすすめします。

続いて放熱用の切り欠きについてです。

ノートパソコンの放熱口を塞がない構造

切り欠きに付けられるゴムパッドは地味に活躍している

ゴムパッドによってノートパソコンがスタンドに密着せず、また、切り欠きによる通気性確保によって、ノートパソコン単体使用の場合よりも放熱性能が向上します。

パソコンスタンドはノートパソコンの画面高さを調節することが主目的の商品ですが、机の天面と密着しなくなるので、ノートパソコンの冷却用として利用するのも良いと思います。

耐荷重について

工匠藤井には自社ホームページが存在していないようなので、Amazonの購入ページを詳細に調べてみましたが、耐荷重についての記載はありませんでした。

天面の角度によって耐荷重が変わると予想されますが、参考程度にどこまでの重量を耐えることが出来るのか実験してみました。

写真のように、通常使用するような角度に調整したパソコンスタンドに10kgのダンベルを載せてみました。

写真は一瞬の光景を写したのではなく、ダンベルを載せてから5分程度たったところの写真です。

どうやら10kgの重量であっても、安定して支えられるようです。

この重量を載せたまま年月が経過した場合どうなるかは気になるところですが、10kgを支えられる堅牢性を持っているのであれば通常使用の範囲では耐荷重を気にする必要は全く無いと言えるでしょう。

少なくとも実際に1.5kgのノートパソコンを1ヶ月乗せっぱなしにしていましたが、関節角度が変わることはありませんでした。

角度調整

続いてスタンドとして、非常に重要な機能である角度調整についてです。

支柱の写真。

写真を見てもらうと分かりますが、関節は天面の角度を変える上部関節と支柱の角度を変える下部関節があります。

関節部のスイッチに見えるところを押すとスムーズに動きそうな気配がしますが、そんなことはありません。

どちらの関節も堅牢性を重視した結果、かなり力をいれないと動かすことが出来ません。

片手では全く動かず、体重をかけてやっと動くというような硬さです。

10kgのダンベルでさえ支えられるのですから当然と言えば当然ですが、この点は改善の余地があるのではないでしょうか。

ただ、このパソコンスタンドは関節部分の動きを固くすることによって載せた物の重量を支えるという仕組みなので、角度調節は作りが悪くて動きが悪いというわけではなく、「仕様」ということですね。

また、思い切り力を加える調整方法なので、あまり細かい角度調整は出来ません。

1度の角度にこだわる方はいないと思いますが、細かい調整をされたい方は一度大きく天面や支柱の角度をつけて、その後にゴムハンマー等で叩くことによって少しずつ角度を調整する方法もあります。

まとめ

今回購入した工匠藤井　パソコンスタンドですが、個人的には非常に満足の行く買い物でした。

スタンド自体の重量が1kgを超えるので持ち運びには向いていませんが、家や会社に設置したまま使用するという使い方には非常に向いている商品です。

外観は金属の質感がしっかり感じられ、堅牢性の高さが感じられる見た目で好感が持てます。塗装によりマットな質感になっている点は個人的良ポイント。

ヘビー級のノートパソコンでもラクラク支えてくれるノートパソコンスタンドなので、よほど変な使い方をしないのであれば大半のユーザーが満足できるのではないでしょうか。

ただし、やはり角度調節の際にかなり力を入れないといけない点は気になるところです。

頻繁に角度を変える使い方は難しいですし、ほんの少し角度を変えたいという場合でも調整が難しいです。

しかし、角度調節の問題を差し引いても、工匠藤井パソコンスタンドは3,000円台で購入出来るパソコンスタンドとしては非常にクオリティの高い製品であることは間違いありません。

用途を間違えなければ、これ以上の商品は必要無いと思いますし、私もこの製品から買い換える予定はありません。

パソコンスタンドが欲しいけど、どれが良いか教えてと言われたら「これを買っておけ！」と胸を張って言える製品です。

総括として、工匠藤井パソコンスタンドは

以上、ガジェットブロガーKadoのレビューでした。